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 かるくまとめてみました。
iconmcs.png (マイクロソフト)
 マイクロソフトにしては無難にまとめてきたな、というところ。キネクト推しで行くかと思われたが、プレカンではキネクトは鳴りを潜め、終始“ゲーム推し”で攻めてきた。先月のXB1発表会での批判がよほど堪えたのだろう。
 しかし、ハード自体は新型キネクト同梱という事実は変わらず、ソフトもキネクト対応のものが多くなるだろうし、システム周りも当然それに準じたものになるだろう。新型キネクトは認識度がアップし、より狭い環境でも使えるようになったようだが、MSが理想とするプレイ環境と、日本の多くのプレイ環境との乖離を埋められるものではないように思う。そもそもゲームをやるのに体なんか動かしたくないし、声も出したくない。出来れば指すらも動かしたくないくらいだ。他に選択肢がないのならそうするしかないが、あいにくゲームハードは他にいくらでも選択肢がある。初お披露目とは打って変わって、ゲームに当然力を入れていますよと強くメッセージをうち出したはいいが、結局のところ、何も変わっていないのであれば、日本でXB1が売れる未来は到底描けないだろうし、MS自身、もう描くことを諦めているようにしか感じ取れない。
 もし、これからXB1に魅力的なソフトが出てきたとしても、そういったハードの障害が仇となり、ああ○○で出てればなぁ、とユーザーに思わせるだけにしかならず、さらに、それが金銭的に独占されたと疑わしきものであれば、ハードに対する嫌悪感のようなものを募らせる要因になり、ますます購入が遠のく。つまるところ、いままでのXboxと同じなのである。それどころか、初代や360のように不具合などの問題が生じれば、さらに状況は悪化する。このまま行けば、史上最低のロンチになるのは必至。相当に厳しいが、9月のTGSでそれらを払拭する何か逆転の一手を打てることに期待する他ない。まあ、そもそもそのTGSに出展するかどうかがまず怪しいのだが…

iconpsw.png (ソニーコンピューターエンタテインメント)
 プレカン自体はほぼ満点の出来ではないだろうか。PS4のデザイン、価格、仕様をMSの発表にあてつけるがごとく発表できたのは大きいと思う。MSがゲーム以外のコンテンツ主体からゲーム主体に変えてきたのとは逆に、今度はSCEがティーヴィーティーヴィー言い出すのではないかと不安だったが、今回も初っ端からゲーム主体の発表が続き、その不安も一気に霧散した。
 ただ、プレカンが終わったあとに、違う不安が襲ってきた。PS4でのPSNの仕様変更。つまり、オンラインマルチプレイの有料化のことだ。プレカンでも少し触れられていたが、まさか本当にマルチプレイが有料化だとは思わなかった。ここだけは酷く残念な点で、プレカンでの興奮も一気に覚めてしまった思いだ。
 そしてもう一つ、PS4独占だと思われたソフトにマルチ化が発覚。約束を守れなければ腹を切る勢いでPS3独占を誓ったスクエニのヴェルサス(FF15)や、SCEのプレカンで大々的に発表されたKH3、The Elder Scrolls OnlineやMAD MAXがそれだ(初出時、Destinyも含めていましたが、誤りでしたので、修正いたしました)。360には他にも、独占ソフト、独占DLCなどもある。つまり、サードのソフトラインナップ的には、いまのところ360が一歩優勢であると言える。個人的には、こういった独占契約などには否定的なイメージを抱いているので、SCEもそれに追従しろとは言わないし、して欲しくないが、ファーストが弱いと言われるSCEが、このまま手をあぐねいていて大丈夫かと言われると、不安は拭い切れない感じだ。
 ただ、それでもPS4が他よりも魅力的なハードだということは変わりなく、その上、価格も最初から手頃な値段に抑えてきており、世界市場での成功の匂いをひしひしと感じさせてきてはいる。あとは、ハードの魅力にソフトがどれだけ追いついてくるのかに期待しつつ、発売を心待ちにしたい。

iconntd.png (任天堂)
 亀頭がぴょこぴょこ動くのがおもしろかった。

iconetc.png (その他)
 ソフトで個人的に一押しなのは、UBIの「THE DIVISION」(参考動画)。 MGSファンとしてはMGSVを推したかったが、PVを見て気分は一変。そのグラフィックもさることながら、自分の足元にマップが表示されたり、立体的かつ直感的にまとめたUIが印象的で、co-op主体のオープンワールドシューター的システムを匂わせるあたりも、自分の琴線をシビビビとハジキまくった。
 ハード面で気になる点は、Vitaが完全に下火になっている感が否めなかったということ。個人的にはVitaはかなりの良ハードだと思っているので、この点はすごく悔しい。もともと海外では携帯機市場はあまり活発ではなく、当然Vitaもあまり売れるとは思っていなかったが、すでにこの有様なのは、いかんともしがたい。SCEも一応リモートプレイなどでPS4との連携を打ち出してはいるが、それがどれだけVitaの販促につながるかは正直微妙なところだと思う。携帯機で重要なのは圧倒的なキラーソフト。ここはファーストが何とかしないと、日本市場のモンハンの二の舞になってしまうので、厳しいが無理を承知でSCEからそれが出てくることを願っている。
 あと、E3なので当然と言っちゃ当然だが、日本のサードがあまり元気が無いのが気になった。そこは、TGSで、今度は日本のターン!と言わんばかりに魅力的なソフト群が次々発表されるだろうことを、当然のように期待しているが、今の日本のソーシャル傾倒、注力ハード見誤り連発なサードたちを見る限り、少々不安が残るのも確かだ。是非ともTGSでは、日本のゲームメーカーもまだまだ負けちゃいないぞというようなソフトを連発し、そんな不安を一蹴してほしいところである。